AIを使えば、SNS投稿の下書きはすぐに作れます。
ただ、実際に試してみると、
- どこか一般的な文章になる
- 自分の仕事らしさが出ない
- 読者に合っているか分からない
- そのまま投稿するには少し違う
と感じることがあります。
これは、AIが悪いというより、渡している材料が少ない場合によく起きます。
「SNS投稿を10個作ってください」だけでも文章は出ます。
でも、誰に向けて、どんな悩みに答えて、どんな言葉遣いを避けたいのかが分からないと、出てくる文章は広く浅くなりがちです。
AIを投稿作成に使うときは、プロンプトの前に材料を整えることが大切です。
この記事では、AIでSNS投稿を作る前に用意するとよい材料を整理します。
先に結論
AIに投稿案を作ってもらう前に、次の6つを用意します。
- 誰に向けるか
- 読者が困っていること
- 自分の商品やサービスの説明
- よく聞かれる質問
- 避けたい表現
- 具体例やエピソード
全部を毎回きれいに書く必要はありません。
箇条書きで大丈夫です。
短いメモで十分です。
大事なのは、AIに「何を書いてほしいか」だけでなく、「どんな人に届く文章にしたいか」を渡すことです。
1. 誰に向けるか
最初に用意したいのは、対象読者です。
たとえば、
- 個人事業主
- フリーランス
- ひとり社長
- 小規模店舗の店主
- はじめてSNS発信をする人
- 予約管理や請求作業に時間を取られている人
のように書きます。
ここがぼんやりしていると、AIの文章もぼんやりします。
「小規模事業者向け」だけでも悪くはありません。
ただ、もう一歩だけ具体的にすると、投稿案が使いやすくなります。
対象読者:
一人で店舗運営をしていて、予約対応やSNS投稿まで手が回らない人
このくらい書けると、文章の方向が見えやすくなります。
2. 読者が困っていること
次に、読者の悩みを書きます。
AIは、悩みが具体的なほど投稿の切り口を作りやすくなります。
たとえば、
- 投稿ネタが出ない
- 請求書作成が毎月面倒
- 予約のDM対応が埋もれる
- 問い合わせ返信が遅れがち
- 商品紹介が売り込みっぽくなる
- ツールが多すぎて何を選べばよいか分からない
のようなものです。
ここで気をつけたいのは、悩みを大げさにしすぎないことです。
不安を煽るより、「こういう作業、地味に重いですよね」という距離感のほうが、小さな事業の読者には届きやすいことがあります。
3. 自分の商品やサービスの説明
自分の商品やサービスを紹介したい場合は、説明文も用意します。
ただし、長いセールス文でなくて大丈夫です。
次の3つだけでも十分です。
何をするものか:
誰向けか:
どんな作業を軽くするか:
たとえば、BaseDockの `neta-bako` ならこうです。
何をするものか:
SNS投稿のネタや切り口を作るための下書きツール。
誰向けか:
発信したいけれど、毎回白紙で止まりやすい個人事業主や小さな事業者。
どんな作業を軽くするか:
1つのテーマから複数の投稿案を出す作業。
この材料があると、AIは単なる一般論ではなく、ツールの役割に近い投稿案を作りやすくなります。
4. よく聞かれる質問
よく聞かれる質問は、SNS投稿の材料としてとても使いやすいです。
たとえば、
- 何から始めればいいですか
- 無料ツールだけで足りますか
- 有料サービスに変えるタイミングはいつですか
- 投稿ネタはどこから拾えばいいですか
- AIで作った文章はそのまま使っていいですか
のような質問です。
質問は、読者がすでに気にしていることです。
AIにこの質問を渡して、
この質問に答えるSNS投稿案を5つ作ってください。
押し売りではなく、実務に役立つトーンにしてください。
と頼むと、投稿の入口が作りやすくなります。
5. 避けたい表現
AIに任せると、少し強い表現が出ることがあります。
たとえば、
- 絶対に
- 必ず
- 誰でも簡単に
- これだけで売上アップ
- No.1
- 完全解決
のような言葉です。
根拠がない表現や、読者の不安を煽る表現は避けたほうが安全です。
あらかじめ、
避けたい表現:
「絶対」「必ず」「誰でも簡単」「売上アップを保証」のような断定表現。
と入れておくと、出力が落ち着きやすくなります。
小さな事業向けの発信では、強い言葉で押すより、実務に役立つ温度感のほうが続けやすいです。
6. 具体例やエピソード
最後に、具体例を1つ入れます。
具体例があると、AIの文章は急に使いやすくなります。
たとえば、
具体例:
毎月末に請求書を作るとき、前月のファイルをコピーして日付と金額だけ直している。
ただ、取引先が増えてきて、どれが最新版か分からなくなることがある。
この材料があれば、AIは「請求書作成を効率化しましょう」という一般論ではなく、ファイル管理や入力ミス、履歴管理の話に寄せられます。
具体例は、きれいな文章でなくて構いません。
普段のメモをそのまま使うくらいで大丈夫です。
そのまま使える準備メモ
AIに渡す前のメモは、次の形でまとめると使いやすいです。
対象読者:
読者の悩み:
自分の商品・サービス:
よく聞かれる質問:
避けたい表現:
具体例:
作りたい投稿:
たとえば、投稿ネタ作りならこうです。
対象読者:
SNS発信をしたい個人事業主
読者の悩み:
投稿ネタが思いつかず、毎回白紙で止まる
自分の商品・サービス:
1つのテーマからSNS投稿案を作る下書きツール
よく聞かれる質問:
投稿ネタはどこから探せばいいですか
避けたい表現:
絶対、必ず、売上アップ保証
具体例:
よく聞かれる質問を投稿の入口にする
作りたい投稿:
やさしいトーンのSNS投稿案を5つ
このくらい材料があると、AIの出力はかなり調整しやすくなります。
まとめ
AIでSNS投稿を作るときは、プロンプトだけを工夫するより、先に材料を整えるのがおすすめです。
誰に向けるか。
どんな悩みに答えるか。
どんな商品やサービスなのか。
どんな表現を避けたいか。
どんな具体例があるか。
このあたりを短く渡すだけで、投稿案は自分の仕事に近づきます。
AIは、白紙から完璧な投稿を作る魔法というより、材料を整理して切り口を増やす補助として使うと続けやすいです。
まずは、次に作りたい投稿について、対象読者と悩みだけでも書き出してみてください。
そこからAIに渡すと、下書き作りの入口は少し軽くなります。