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小規模事業者がホームページを作る前に決めること

「ホームページを作る前に決めること」と書かれたBaseDockの記事アイキャッチ画像。サイト構成メモと問い合わせ導線の図解が配置されている。

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小さな事業を始めるとき、ホームページは「あとで作ればいい」と思われがちです。

一方で、名刺、SNS、チラシ、紹介、Google検索などから見に来た人が、最終的に確認する場所としてホームページがあると、事業内容を説明しやすくなります。

ただし、いきなりデザインやサーバーを選び始めると、何を載せるべきか、問い合わせ先をどうするか、更新は誰がするかで止まりやすくなります。

この記事では、小規模事業者や個人事業主がホームページを作る前に決めておきたいことを、実務目線で整理します。

先に結論

ホームページを作る前に決めることは、主に次の7つです。

  1. ホームページの目的
  2. 読者に伝える内容
  3. 問い合わせまでの導線
  4. 掲載するページ
  5. 更新する人と頻度
  6. ドメイン、サーバー、作成方法
  7. SNSやネットショップとの役割分担

最初から立派なサイトを作る必要はありません。

まずは「誰に、何を伝え、どこから連絡してもらうか」を決めるだけでも、サイト制作はかなり進めやすくなります。

1. ホームページの目的を1つ決める

ホームページの目的があいまいなままだと、載せる内容もデザインも決めにくくなります。

小規模事業者の場合、目的は次のどれかに寄せると考えやすいです。

  • 事業内容を説明する
  • 問い合わせを受ける
  • 予約や相談につなげる
  • 店舗や事務所の場所を案内する
  • 商品やサービスの比較検討材料を出す
  • SNSやチラシから来た人の確認先にする

たとえば、地域の店舗なら「場所、営業時間、問い合わせ先を分かりやすくする」が中心になります。相談業や制作業なら「サービス内容、実績、相談の流れを伝える」が中心になります。

最初からすべての役割を持たせるより、まずは一番大事な目的を1つ決める方が、ページ構成がぶれにくくなります。

2. 読者が知りたいことを書き出す

ホームページは、事業者が言いたいことだけを並べる場所ではありません。

見に来る人が知りたいことを先に書き出すと、必要なページが見えてきます。

よくある確認項目は、次のようなものです。

読者が知りたいこと ページや掲載内容の例
何をしている事業か トップページ、サービス紹介
誰向けのサービスか 対象者、よくある悩み
どんな流れで依頼するか 相談から納品までの流れ
いくらくらいかかるか 料金の目安、見積もり前の注意
どこで営業しているか 店舗情報、対応エリア、地図
どう連絡するか 問い合わせフォーム、電話、メール
信頼できるか 運営者情報、実績、よくある質問

料金を載せる場合は、細かい金額まで出せなくても、見積もり前に必要な情報や、料金が変わる条件を説明するだけで読者は判断しやすくなります。

3. 問い合わせ導線を先に決める

ホームページで意外と後回しになりやすいのが、問い合わせ導線です。

問い合わせ導線とは、読者が「相談したい」「予約したい」「見積もりを聞きたい」と思ったときに、どこを押して、何を書いて、どのように返信を待つかの流れです。

最低限、次を決めておくと安心です。

  • 問い合わせ方法はフォーム、メール、電話、LINE、SNSのどれか
  • 返信までの目安をどう伝えるか
  • 問い合わせ時に聞く項目は何か
  • 個人情報をどこまで受け取るか
  • 受け取った問い合わせを誰が確認するか
  • 返信漏れをどう防ぐか

最初から項目を増やしすぎると、読者が入力しにくくなります。名前、連絡先、相談内容、希望日時など、必要な項目に絞るのが基本です。

問い合わせフォームを作る前の項目整理は、別記事の「問い合わせフォームを作る前に整理したい項目」でも詳しく扱います。

4. 最初に作るページを絞る

ホームページを作るとき、最初からページ数を増やしすぎると更新が大変になります。

小規模事業者なら、まずは次の5ページから考えると始めやすいです。

ページ 役割
トップページ 何の事業か、誰向けか、次に見てほしい場所を示す
サービス紹介 提供内容、対象者、相談の流れを説明する
運営者情報 誰が運営しているか、所在地やプロフィールを示す
よくある質問 料金、納期、予約、対応範囲などの不安を減らす
お問い合わせ 連絡方法、返信目安、必要項目を案内する

店舗なら、アクセス、営業時間、駐車場、決済方法なども重要です。ネットショップへつなぐ場合は、商品ページや購入ページへの導線も考えます。

反対に、更新できないブログ、空の実績ページ、準備中のページをたくさん置くと、サイト全体が止まって見えることがあります。最初は少なく作り、あとから足す方が運用しやすくなります。

5. 更新する人と頻度を決める

ホームページは作って終わりではありません。

営業時間、料金、サービス内容、問い合わせ先、キャンペーン、在庫、予約状況などは変わることがあります。

作成前に、次を決めておきます。

  • 誰が更新するか
  • 何を更新するか
  • どのくらいの頻度で見直すか
  • 更新できないときに誰へ依頼するか
  • 料金やサービス内容を変えたとき、どのページを直すか

更新が苦手な場合は、更新箇所を少なくする設計も大切です。

たとえば、毎週ブログを書く前提にするより、まずは固定ページを整え、必要なときだけお知らせを追加する運用の方が合うこともあります。

6. ドメイン、サーバー、作成方法を分けて考える

ホームページ作成では、ドメイン、サーバー、WordPress、制作ツールなどの言葉が出てきます。

まとめて考えると難しく見えますが、役割を分けると整理しやすくなります。

項目 役割
ドメイン サイトの住所になるもの
サーバー サイトのデータを置く場所
WordPressなどのCMS ページや記事を管理する仕組み
テーマやテンプレート 見た目やレイアウトの土台
問い合わせフォーム 読者から連絡を受ける入口

WordPressで事業サイトを作る場合、ConoHa WING、エックスサーバー、ロリポップ! などのレンタルサーバーが候補になることがあります。

ただし、料金、キャンペーン、プラン内容、表示速度、サポート範囲は変わることがあります。比較するときは、記事内の情報だけで決めず、公式サイトの最新情報を確認してください。

レンタルサーバー選びは、別記事の「個人事業主向けレンタルサーバーの選び方」で詳しく整理します。

7. SNSやネットショップとの役割を分ける

ホームページは、SNSやネットショップの代わりではありません。

それぞれの役割を分けると、発信や導線が整理しやすくなります。

場所 得意な役割
ホームページ 事業内容、問い合わせ先、信頼情報をまとめる
SNS 日々の発信、近況、キャンペーン告知
ネットショップ 商品販売、決済、配送情報の案内
問い合わせフォーム 相談、予約、見積もり依頼の受付

SNSだけで集客している場合でも、プロフィールからホームページへつなげると、サービス内容や問い合わせ方法をまとめて伝えやすくなります。

ネットショップを使う場合も、ホームページ側で事業の背景や問い合わせ先を整理しておくと、商品ページだけでは伝えにくい情報を補えます。

SNSから問い合わせへつなげる考え方は、別記事の「SNSだけに頼らない問い合わせ導線の作り方」で扱います。

作成前チェックリスト

ホームページを作る前に、次をメモしておくと制作が進めやすくなります。

確認項目 メモすること
目的 問い合わせ、予約、事業説明、店舗案内など
読者 個人客、法人、地域の人、既存顧客など
掲載内容 サービス、料金目安、実績、よくある質問
問い合わせ フォーム、メール、電話、SNSなど
更新担当 自分、スタッフ、制作会社、外部パートナー
サイト形式 WordPress、ノーコード、既存サービスなど
ドメイン 独自ドメインを使うか、サービス付属URLにするか
公開前確認 スマホ表示、リンク切れ、誤字、問い合わせテスト

ここまで決めてからサーバーや制作方法を見ると、必要以上に高機能なものを選びにくくなります。

まとめ

小規模事業者のホームページは、最初から大きく作るより、役割を絞って作る方が運用しやすくなります。

まずは、次の順番で整理します。

  1. 目的を1つ決める
  2. 読者が知りたいことを書き出す
  3. 問い合わせ導線を決める
  4. 最初に作るページを絞る
  5. 更新する人と頻度を決める
  6. ドメイン、サーバー、作成方法を分けて考える
  7. SNSやネットショップとの役割を分ける

ホームページは、作ること自体がゴールではありません。読者が事業内容を確認し、必要なときに問い合わせや予約へ進める状態を作ることが目的です。

サーバーやドメイン、制作ツールを選ぶ前に、まずは紙やメモアプリで「誰に、何を伝え、どこから連絡してもらうか」を書き出してみましょう。

参考リンク

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